いくそす。～2.5次元で萌と賛美を叫ぶ～

いつもは楽しい教会もなんだか憂鬱です。ボランティアはないんですが、ないからこそ余計に…。
　また試験かあ…。はあ…。

　………。
　ちょっと、厨二病に戻っていいですかね。

　世の中に死なない人間ていないと思います。葬式に出たことはみなさん誰しもあることでしょう。
　まして宗教家とか教育者とかね、生命倫理の話が出る以上、敏感です。

　…敏感でなければならないと思います。

　仮にも悩める人を導く身なれば。それともこう思うのは私が敏感で真面目すぎるからですからでしょうかね。他人から見れば、何を考えているかわからない子供の考えなんてそんなもんなんでしょうね。

　パウラね、友人を昔なくしてるんです。自殺でした。原因は明確です。「学校に行かせたから」
　友人は、受験生になってから、病院から強制的に連れ戻され、学校に戻ったそうです。2回の自殺未遂騒動をお越し、パウラはその時友人を見捨ててしまいました。
　パウラもね、自殺未遂はしたことがあるんです。でも死ねなかったのは、怖かったからというのと、知識が不足していたからでした。首を吊るのだけは怖くて、手を切って死にたかったんですけど、どうしてもカッターの刃が動脈に届かなくて。どこを切っても血が噴き出さなくて。首を切っても血が出なくて。
　だから友人も死なないと思ったのです。でも、友人は9月に死にました。当時未成年だった私達は、自殺ではなく、病死と教えられました。
　それからですね。私が教育関係者に異常なまでの憎悪を抱くようになったのは。

　いじめにね、敏感な教師がいることは知っていますよ。いじめをなくそうという試みがあるのも知ってますよ。
　でも友人は死んだんです。自殺したんです。その背後にある当時の教育体制を憎む心は変わらない。
　これだけは告解するつもりもありません。誰が悪いとかじゃない。私たちが当てはまらなかった。私たちは学校というふるいにかけられて取り除かれるゴミだった。それは理解しているつもりです。
　だからパウラは、ゴミのまま、教育体制を変える勉強をしています。日本中のとはいいません。ゴミはゴミらしく、ゴミのできることをやって、ふるいにかけられたお綺麗な奴らを見返してやる。
　友人が死んでから、パウラの生きがいでした。
パウラが病気を持っているのは昔から見ているお方なら知っていますでしょ。あれね、すごいハンデなんです。周りの人は、私の勉強を応援してくれますけれど、病気は理解してくれていません。


さて、今回何で厨二に戻ったかというと。

どうも最近、パウラ沸点が低いと思ったら、どうやら薬の副作用だったようです。聞いてねえよ。珍しい副作用だったようで。
そうとも知らず、先日のボランティアの会議で爆発してしまったパウラさん。普段パウラはこんな症状の人をよく見てるので、全く気になりませんでした。(病院なんて同類がいっぱいいるよ…)
ですが、まあ、教会は一般人の方が多いわけで。で、まあいろいろありましてパウラが学校行ってなかったことが話題に上がったんですよ。
そしたらね、その中に教員免許を持ってる人がいましてですね、こういいました。





「今、大人になって、自分に非があったとは思わないの？」




あ゛？





怒りで頭が真っ白になりました。
自分に非があった？　私に非があった？　そんなものない、鬼ごっこで仲間外れにされたのは足が遅いから、かくれんぼで仲間外れにされたのは体が大きくてすぐに見つかって面白くないから、ゲームをさせてくれなかったのは私が持ってなくて遅れていたから。
　同じセリフを、自殺したあの子の前で言えるのか！！！
　





　死んだんだよあの子は！　高校に行かなきゃろくな大人にならないなんてルールの為に死んだんだよ！！　中学出て就職したってよかったんだ！！　学校なんか行かなくたって卒業できたんだ！！　教育をビジネスにして子供を食い物にして洗脳できないゴミは排除する、そんな今の教育体制があの子を殺した！！　あの子の家族を追い詰めた！！


　あの子にどんな非があったのか？　自殺した人を前にそんなことよくも言えたもんだ！　そんなことが平気で言えるようになることが大人になることだったら、僕は永遠に僕っ子でいい！　何が素敵な御嬢さんだよテメェの都合のいいようにしたいだけの世辞だろうが！
　僕がひねくれてるんじゃない！　僕が見てきた大人は皆そういうやつだ！　自分が大人だというなら体張ってみろ！　ケーッ！！！